2011年11月11日
拉致発言訴訟 田原氏控訴せず
北朝鮮による拉致被害者の有本恵子さんを巡り、テレビ番組で「外務省も生きていないことは分かっている」と発言したジャーナリストの田原総一朗氏(77)に対し、有本さんの両親に慰謝料計100万円を支払うよう命じた神戸地裁判決について、田原氏は10日、「控訴することは裁判を長びかせ、有本さんを苦しめることになる」として控訴しないと発表した。
判決では発言について、意見表明ではなく事実を示したと判断。田原氏の取材内容を検討し、「合理的根拠がなく、誤りは重大」と断じた。田原氏は判決直後は控訴する意向を示していた。
田原氏は10日、コメントを発表。発言について「北朝鮮との交渉が進まない理由を明らかにし、政府に方針転換を求めたもの」と改めて主張し、判決を「背景にある本当の事情を自由に議論することを認めずして、十分な政策論議が保障されるのかという問いへの答えがない」と批判した。事実が誤っているとの指摘に対する見解は示さなかった。
恵子さんの母嘉代子さん(85)は「控訴する余地のない判決だったので当然。今後は発言の際によく考えてほしい」と話した。
判決では発言について、意見表明ではなく事実を示したと判断。田原氏の取材内容を検討し、「合理的根拠がなく、誤りは重大」と断じた。田原氏は判決直後は控訴する意向を示していた。
田原氏は10日、コメントを発表。発言について「北朝鮮との交渉が進まない理由を明らかにし、政府に方針転換を求めたもの」と改めて主張し、判決を「背景にある本当の事情を自由に議論することを認めずして、十分な政策論議が保障されるのかという問いへの答えがない」と批判した。事実が誤っているとの指摘に対する見解は示さなかった。
恵子さんの母嘉代子さん(85)は「控訴する余地のない判決だったので当然。今後は発言の際によく考えてほしい」と話した。
Posted by loko at 01:02│Comments(0)